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【幼児にいつからスマホを使わせるべき?】悪影響やリスクを踏まえて解説!

現在では、育児や子育てでスマホを活用するご家庭も増えています。

スマホは、とても便利で、音楽を聞かせたり、アニメや他の動画を見させたりすることができますし、知育アプリなど利用できるため、とても便利なツールです。

ただ、スマートフォンが本当に乳幼児期の子どもにさまざまなメリットや学習効果をもたらすかどうかについては、定かではありません。

逆に、幼少期からスマホを与えることで生じる悪影響や危険などもあります。

それを踏まえて、今回は、もし乳幼児期(主に0~6歳)のお子さんにスマホを使わせるなら、いつからがいいのかについて国内外の研究を踏まえて解説していきます。

2歳までは一切使用しないことを推奨

まず、WHOによるスマホの使用に関するガイドラインでは、次のように提言しています。

1歳未満の子どもには、スクリーンを見せるべきではない。

※スクリーンには、スマホやタブレット、テレビなどが含まれています。

1歳~2歳の子どもは、スクリーンの使用時間を1時間以内に抑えるべき。

3歳~4歳の子どもは、スクリーンの使用時間を1時間以内に抑えるべき。

ちなみに、原文は以下に引用しているため、気になる方はチェックしてみてくださいね!

(読まなくても大丈夫です。)

Infants (less than 1 year) should:

Be physically active several times a day in a variety of ways, particularly through interactive floor-based play; more is better. For those not yet mobile, this includes at least 30 minutes in prone position (tummy time) spread throughout the day while awake.

Not be restrained for more than 1 hour at a time (e.g. prams/strollers, high chairs, or strapped on a caregiver’s back). Screen time is not recommended. When sedentary, engaging in reading and storytelling with a caregiver is encouraged.

Have 14–17h (0–3 months of age) or 12–16h (4–11 months of age) of good quality sleep, including naps.

Children 1-2 years of age should:

Spend at least 180 minutes in a variety of types of physical activities at any intensity, including moderate-to-vigorous-intensity physical activity, spread throughout the day; more is better.

Not be restrained for more than 1 hour at a time (e.g., prams/strollers, high chairs, or strapped on a caregiver’s back) or sit for extended periods of time. For 1-year-olds, sedentary screen time (such as watching TV or videos, playing computer games) is not recommended. For those aged 2 years, sedentary screen time should be no more than 1 hour; less is better. When sedentary, engaging in reading and storytelling with a caregiver is encouraged.

Have 11-14 hours of good quality sleep, including naps, with regular sleep and wake-up times.

【引用元】New WHO guidelines on physical activity, sedentary behaviour and sleep for children under 5 years of age

また、アメリカ小児科学会では、スマホやテレビなどを含めた、スクリーンの使用について以下のようなことを推奨しています。

◯18か月(1歳半)未満の子供は、ビデオチャット以外の画面メディアの使用を避けること。

※ビデオチャットなど、双方向でコミュニケーションを取れるものはOK!

◯18〜24か月(1歳半~2歳)の子供を持つ親は、セサミストリートなど教育的要素を含んだ高品質な番組を選ぶ。

また、保護者は子供たちと一緒にそれを見て、子ども自身が見ている内容を理解できるようにサポートする必要があります。

※このとき、暴力的コンテンツを含む内容や大人向けのコンテンツは避ける。

・2歳から5歳までの子供は、テレビをはじめ、メディアの使用を1日1時間に制限すること、そして、教育的要素を含む高品質な番組を選ぶ。

また、保護者は、テレビを子供と一緒に見て、子ども自身が見ているものを理解できるようにサポートする必要があります。

さらに、テレビで見た内容を現実世界に当てはめて、子どもの理解を促すことも大切です。

※例えば色について学ぶ番組内容であれば、それを見た後に、「お家のなかで赤色の物をいっしょに探してみよう」など語りかけ、テレビで学んだことの理解をより促す働きかけをしてみる。

・6歳以上の子供については、テレビをはじめとしたメディアの使用に費やす時間と、使用するメディアの種類に一貫した制限を設け、それらのメディアが十分な睡眠や運動、遊びなど健康に必要不可欠な行動に取って代わらないように注意する必要があります。

【参考】

American Academy of Pediatrics Announces New Recommendations for Children’s Media Use

このことを踏まえると、2歳まではスマホの使用は避けることをオススメします。

そして、3歳以降に、1日20分~30分程度、見せるというふうにしていくと良いと思います。

また、もし必要ないと思うのであれば、小学校入学前まで見せなくても全然問題ありません。

ただ、実際は、お母さんもすごく忙しくて、ずっと子どもについていられるわけではないと思いますので、もしスマホで何かをさせるなら、3歳以降、1日1時間以内を守って使わせるようにしましょう。

スマホによる乳幼児期の子どもへの影響

スマホを使用することで、次のような悪影響や危険性が懸念されています。

①親子のコミュニケーションの減少

②語彙力の低下

②運動不足による、不健全な発達

④脳に刺激を与えすぎて、脳を歪ませる

⑤視力・焦点への影響

①~⑤については、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらをチェックしてみてくださいね!

【スマホによる赤ちゃんへの悪影響】スマホ依存の危険性を解説!現在、赤ちゃんの「スマホ依存」や「スマホ中毒」が問題となっています。 みなさんも、普段の生活で、赤ちゃんにYoutubeを見せたり...

先程ご紹介したWHOによるスマホの使用に関するガイドラインでも指摘されていますが、乳幼児期のスマホの使用で、最も懸念すべきなのが「身体的機能の発達」です。

乳幼児期は、ハイハイしたり、つかまり立ちしたり、歩いたりなど、人間として生きていくための身体的機能を発達させる時期です。

また、ほかにも、お母さんやお父さんが話しかけることで、表情が身についたり、焦点を合わせたり、言語を習得したりする時期でもあります。

一方で、みなさんもそうだと思いますが、スマホで何かを見るときは、基本的に座っているか、寝転がっているかのどちらかで、見ている間はじっとしていることが多いと思います。

つまり、体のさまざまな機能を発達させるための乳幼児期にスマホを見せると、お子さんは座ったり、寝転がったりして、じっとしている時間が自然と増えてしまいます。

そうなると、人間としての基礎的な身体的機能を発達させるために必要な動きやコミュニケーションなどを取る時間が減ってしまい、発達に良くない影響を与える可能性があるということです。

そのため、乳幼児期の早い段階からスマホを与えるのはとても危険なのです。

スマホは脳にも悪い影響を与える危険がある

スマホを通しての動画やアプリは、赤ちゃんにとって刺激が強すぎるとされています。

そのため、スマホ中毒になると、ずっと刺激されている状態が続いて、脳に歪みが生じます。

そうすると、落ち着きがなくなったり、癇癪を起こしやすくなったり、忘れっぽくなったりなど、ADHDに似た症状が見られることもあります。

そういった点を踏まえても、早いうちからスマホを使わせることはオススメしません。

知育系の動画やDVDを見せてもほぼ意味なし!

スマホが便利な理由のひとつに知育アプリやYoutubeなどがありますよね。

おそらく、これを読んでくださっている方々のなかにはお子さんを賢くしたいと思って、知育アプリやYoutubeで英語のアニメの動画を見せているという方もいらっしゃると思います。

ただ、現在までの研究によると、それらの効果はほとんど期待できないことがわかっています。

むしろ、これらのツールは、言語の発達に遅れが生じるリスクも指摘されています。

実際、ワシントン大学の研究チームが、ディズニー・カンパニーの傘下であるベイビー・アインシュタインの知育DVDシリーズを用いて調査しました。

研究チームは、製品が対象とする17ヶ月~24ヶ月の幼児に、このDVDを見せたが、語彙力には一切の変化が見られなかったと発表しています。

それどころか、1日に1時間、乳幼児向けのDVDやビデオを見て過ごした赤ちゃんは、いっさい見ていない赤ちゃんに比べて、理解できる単語の数が平均6語~8語少なかったこともわかっています。

そのため、言語の発達を考えても、赤ちゃんにテレビやDVDを見せることはオススメしません。

また、知育DVDの効果については以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね!

【知育DVDは効果がある?】乳幼児向けの知育DVDの効果をエビデンス付きで解説!こんにちは、イクノートの坂本です。 近年、幼児教育や知育ブームが来ていて、お子さんが小さいうちから暗記力を鍛えたり、英語を習わせた...

さいごに

今回は、もし乳幼児期(主に0~6歳)のお子さんにスマホを使わせるなら、いつからがいいのかについて国内外の研究を踏まえて解説していきました。

スマホは確かに便利ですが、その一方でさまざまな悪影響や危険性も指摘されています。

そのため、今回解説したことを踏まえて、ぜひ、お子さんへのスマホの使わせ方を再検討してみてくださいね!